マーケティングのIです。私がアメリカ留学中に学んだこと、感じたことを綴っています。
今回は、私が留学中に出会った、印象に残る人々 について思い出しながら書いてみます。
①とてもフレンドリーなベネズエラのクラスメート
アメリカ人の夫を持つ若い彼女はとてもフレンドリー。渡米当初あまり英語が上手でなかった私にも、いろいろ話しかけてくれました。車がなかった私を、一度チャイニーズのAll-you-can-eat restaurantの「Panda Express」に連れて行ってくれたことはとても印象に残っています。アメリカ人の夫を持って合法的にアメリカ在住なんて、母国では羨まれる勝ち組、なのかもしれません。英語の基礎を学ぶためにESLに来ていました。
150センチ程の小柄な彼女、痩せている私を見ては、「子供の体形みたい」といつも言っていました。
そういう彼女はお尻の大きなでっぷり体形、「私の国では、女性はギターのような体形が理想なの。」
なるほど、アジア人のやせっぽちの私の体形は、女性としてベネズエラでは魅力がないようだ。
でも彼女が自慢げに言う言葉に私は耳を疑うのでした。
「だから私、手術でおしりにシリコンいれてるのよ。」
小顔に小尻に…痩せていることを美と感じるアジア人とは価値観が違います!
②台湾人のルームメイト、リンダ
日本人以外のアジア留学生は、なぜかみな「English Name」を持っています。Andy, Audrey, Michelle, Cinderella という名前の人もいました!Hugh(ヒュー・ジャックマンが当時話題でした)などなど。勝手に名前のイメージがあった私には、それらの名前に複雑な想いも…
ホームステイ先の台湾人のリンダは物静かで、きれい好きで、穏やかないい子でした。4年制大学に編入した後、クラスメートに「リンダ」という名前が多いから、といって、ある日突然、「わたし、今日からReah(リア) だから!」
突然名前変えていいのですか!?あなた在米3年たつのに?
③ シンデレラボーイ、ラクパ君。
彼とは、ESLの先生から紹介されて知り合いました。アメリカに来て、当初ESLを受講後、カレッジクラスを受講していました。彼はネパール人、日本人にとても雰囲気が似ていて、冗談で彼が「はじめまして、小西です」と自己紹介したときは、本気で日本人かと思ったほどです。その彼のアメリカに来たいきさつが面白い!
シェルパというラストネームを持つ彼は、その名の通り、ネパールでヒマラヤ山脈のシェルパ族の一員として親戚一同登山のシェルパをしていました。相手にしていたのは主に、欧米からの観光客。そのため、彼は英語は流ちょうでした。
彼が17歳、あるアメリカ人夫婦のシェルパをしていた時、「アメリカに行ってみたい」、という彼に「一緒にアメリカに来ないか?大学に行かせてあげるよ。」とオファーされ、彼はアメリカ人夫婦とともに渡米。非常に勉強熱心で、まじめで、大変好青年の彼。そのご夫婦に大変気に入られたのです。
無事大学を卒業し、今は、ネパールレストランの経営者として、コロラドとネパールを行き来しているビジネスマンです。現代の「シンデレラ・ボーイ」です。
ちなみに、彼は自分の誕生日をはっきりと知らないそうです。彼の生まれ育った地域では、そういうもんなんだとか。
留学時代は、日本で生活していたら決して出会うことがなかった素晴らしい人々に出会えた、貴重な時間でした。
これも、英語学習のうれしい効果ですね。
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