エグゼクティブYukaが、仕事で英語と長く接してきた経験をもとに、英語を外国語として学ぶ者として、また英語を教える立場から日々感じることなどを徒然なるままに書いています。
**********************
最近、ほんの少しの空き時間にバッグから取り出すのはスマホではなく紙の本。ページをパッと開いて偶然目にするフレーズを胸に刻む。
→スマホいじりより、女子力アップ、間違いなし⁈
今私のお気に入りの本は『Pocket Coco Chanel Wisdom (出版社:Hardie Grant )』。ココ・シャネルが残した言葉を集めた本で、ピンク色のカバーにシャネルの似顔絵がついた可愛い装丁の本。手の平サイズなので、バッグの中に入れても窮屈ではない。この本はStyle, Women, Herself, Life, Successと5つのパートに分かれており、ココ・シャネルの徹底した独自の生き方や考え方を伝えてくれる言葉一つ一つに「なるほど」と膝を打つ。
私の好きなフレーズの1つはSuccessのカテゴリーにあるこちら ☟
In order to be irreplaceable one must always be different.
「かけがえのない存在でいるためには、常に人と違っていなければならない。」
人と違うことをして目立つのは勇気がいるが、仕事で成功するための鍵は確かにここにある気がする。誰にも負けない自分の個性は仕事で強みになるということに改めて納得。ファッションを通して女性の生き方に革命をもたらしたココ・シャネルの言葉は、時空を超えて現代女性に元気を与えてくれる。
さて、irreplaceableという形容詞はtoo valuable or special to be replaced 「取り替えが効かないほど貴重な」という意味*で、反意語はreplaceableだ。ちょっと調べてみると、元のフランス語はirremplaçableだそうで、英語と同じ意味のよう。実は、ココ・シャネルのこの言葉は有名なので、日本でも引用されることが多い。私が見かけた限りでは、(例えばシャネル関連の本などで)「かけがえのない」と和訳されている。「かけがえのない=掛け替えのない」とはうまく出来ていると感心。ココ・シャネルは確かに他の人が真似できない偉業を果たした。シャネルの代替はいない。
いずれにしても、このフレーズのキーワードはirreplaceableに他ならない。断言的なのでキレがよく、力強い印象を与える単語なのでビジネス文書にも使える。Irreplaceable、私も今度使おう。
(*Oxford Advanced Learner’s Dictionaryより)
コメント